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2012年10月

ブログ引越のお知らせ

いつも「安曇野ハーブスクエアだより」をご覧いただきありがとうございます。

このたび、ホームページ内にブログの引越を行いました。
新しいアドレスは http://azumino-herb.jp/blog/ となります。
ブックマークをしていただいている場合は、ご変更をお願いいたします。

これまでのココログでの記事はこのまま残しておきますが、引き続き「安曇野ハーブスクエアだより」をご愛読いただけますと幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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海を渡る蝶・アサギマダラを見ました

「海を渡る美しい蝶がいる」という話しを聞いたのが、数年前。そのまま小耳にはさんで聞き流していたことに気づき、「これは一度、見ておこう」と出かけました。

行き先は、アサギマダラが吸蜜できるようにフジバカマをたくさん植え込んである大町市の外れにある民家の裏庭。

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暖地や低地で羽化したアサギマダラの成虫は、春から夏にかけて北東へ、あるいは高地へと移動し、夏の終わりから秋になって涼しくなると、繁殖した子や孫の世代が暖地や低地に舞い降りるように戻って来て、南へと旅を続けるという習性についても聞いていました。

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9月になって10日置きくらいに訪問しましたが、これまではお目にかかれていません。 そしてこの日、はじめて合うことができました。

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庭仕事をしていたこちらの家人の話しでは「今年はいつまでも暑かったので、いつもよりやって来たのが遅いですね。それに今のところ数もかなり少ないですね。今日が一番多く飛んでいますかね」といいます。

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前翅長は5cm 前後でしょうか。羽を広げると10cmくらいになり、黒と褐色の縁取り模様とステンドグラスを思わせる透けるような浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様が実にきれいです。

この姿が名前の由来になっているようです。

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新たに繁殖したアサギマダラの子や孫の世代が、これから適温の生活地を求めて南方へ移動を開始するそうです。遠く九州や沖縄、あるいは台湾にまで海を越えて飛んでいきます。

海を渡って1000km以上の大移動です。

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この時季、白樺峠(松本市奈川)では、サシバ、ノスリ、 オオタカなど暖地を求めて上昇気流に乗って移動する「鷹の渡り」が見られますが、こんな小さな蝶も海を渡るなんて…。

これまで目にしたことがあるかも知れないアサギマダラ。ただ蝶の飛ぶ風景として見ていて最近まで識別も出来なかったのですが、驚くべき習性を知ってすっかり魅せられました。

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地域外の人たちも御船を曳きました

安曇野・穂高の秋の祭り「御船祭り」は、先月27日大人船のぶつけ合いで終わりましたが、30日この御船祭りで曳かれた子供船を、特別に地域外の人でも曳くことができる機会がありました。

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穂高神社に奉納される御船はいつもはその町内の人しか曳けませんが、特別展「安曇野のお祭り展」のプレイベントとして穂高神社から特別展の会場となる穂高交流学習センター「みらい」までの約1kmの区間を、誰でも曳くことができる催しを企画したものです。

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大型の台風接近ということで当日の天候が危ぶまれましたが、船が穂高神社を出発した午前9時頃にはからりと晴れあがり、お船の曳航に参加した100人余りが手綱を曳きながら汗を流しました。     

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子供船は船体を紅白の幕で被い、その周りを子どもたちが着た晴れ着で飾りつけます。船の上と中に笛や太鼓でにぎやかに祭りばやしを奏でる子どもたちが乗り込みます。

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そして、船の舞台には穂高人形で造られた歴史絵巻の一こまが飾られます。この日は「池の禅尼  頼朝を助ける」の場面を人形で再現した穂高区の子供船を曳きました。

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子供船は大人船ほど大きくはありませんが、それでも全長約7m、高さ約4mあります。重量も1トンほどあるといいますので、後ろから大人たちが船体を押します。

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曳航コースの最大の難所、信号を直角に曲がってすぐに勾配のある坂道に差しかかりました。

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太鼓や笛が勇気づけるように激しく打ち鳴らされる中、力を合わせて上り切りました。

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そして、無事、目的地に到着した子供船。初めて縁起ものの御船を曳いた人たちは、満足気な面持ちで御船を見上げていました。

曳航された子供船は、10月6日(土)まで特別展会場に展示されます。

 

 

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