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信州の瓦鍾馗を探して-7   4方位を睨む鍾馗さん

晩秋のある日、安曇野市明科・押野の道を走っていました。

よく通る道なのですが立ち木がその家を隠し、道沿いからは屋根の上がよく見えません。走っていた時、立ち木の切れ目から、からくも屋根上が望めました。「何かある」と気づき、車から降りてよく見える位置を探して見てみると…。

鍾馗さんが、4体も上がっているではありませんか。

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一体ずつ東西南北の方位に向けて飾られています。

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北東方角が鬼の出入りするところ、すなわち鬼門として忌み嫌い、その反対の南西の方角も裏鬼門として、これらの方角に鬼を退散させる鍾馗さんを上げている家があります。

しかし、この宅の鍾馗さんは鬼門でもなく裏鬼門でもありません。4方位に鍾馗さんを置き、鬼の侵入口を完全に遮断しようというのでしょうか。

上が北側に載っている鍾馗さんです。

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こちらは、玄関の上、西に向けて上がっています。こうみると、顔の表情、顎鬚の状態、着衣、腰紐の結び、腕の位置などは、ほとんど変わりません。

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同一の鬼師が、修練のため同じタイプの鍾馗さんを数多く作ったということでしょうか?
袖口から覗いている腕もかぼそく、たくましい鍾馗像からかけ離れている感もするのですが…。

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東の方位を向いている鍾馗さんは、大棟に隠れてここまでしか姿が見えません。

さほど制作技術が高いとは思えない素朴系の鍾馗さんです。4体のうち2体は刀剣を持っていますが、後の2体の剣は折れています。

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