「やす」屋根に守られた道祖神
隣町の池田町相道寺の道を走っていた時、傍らに目についたものがありました。道祖神を覆う屋根です。
以前にも安曇野市明科の山村で見かけたことがあり、藁で作ってあるのは分かったのですが「風変わりな屋根だな」と思っていました。
撮影していると近くに地区内の人がいましたので聞いてみると、正月に玄関に飾る〆縄のミカンを乗せる「やす」を使って作っているのだそうです。
正月に飾ったやすを持ち寄り屋根になるように編み上げ、今年は8日に地域住民の手で新しいものに葺き替え直したということです。
正月飾りのリサイクルといっていいのかもしれませんが、地区の守り神の道祖神を風雨から守るため、200年以上続いている地域の伝統的な行事だともいいます。
5層のやす屋根に守られた双体道祖神は、今年もこの地区の安全を見守ってくれることでしょう。
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