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2011年12月

本年のご利用、誠にありがとうございました

ハーブスクエアは、店内のメンテナンス作業との関係から店舗の年内営業を昨25日で終了させていただきました。

直接ご来店いただいたお客様、遠方より通信販売をご利用いただきました皆様、本年のご利用、誠にありがとうございました。

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明くる年も、ハーブティーをはじめアロマ製品や安全・安心してお使いいただけるさまざまな商品の充実に、さらに努めて参ります。そして、この「安曇野ハーブスクエアだより」を通して新たな情報発信を続けていきたいと考えています。

新たな年が皆様にとりましてより実りの多いことをお祈りしまして、今年の営業と「安曇野ハーブスクエアだより」の発信を終了させていただきます。どうぞ健やかな新年をお迎えください。

明年は、1月5日(木)からの営業とさせていただきます。引き続きお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

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メディカルハーブ-22  キャットニップ

キャットニップの根や葉は、弱いハッカに似た香りがあり、ティーにした場合、ミントと比べ爽やかさでは劣りますが、その分、マイルドで飲みやすくブレンドティーにもしやすいといえます。

この香り成分(ネペタラクトン)をネコが好み、食べたり寝転んだりして喜ぶことからこの名がつきました。

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薬効は幅広く、鎮静作用、消化促進作用のほか発汗作用がありますので、解熱効果もあります。収斂作用もあり、カタル性の鼻詰まりには有効です。

落ち着きのない赤ちゃんに眠りを促す作用があり、泣きやまない場合、薄めのティーにして飲ませることもあります。

強い鎮静作用があることから、ティーとして飲むときはアルコール類、サプリメント、鎮静剤との併用は避けます。

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◆ 和名     イヌハッカ

◆ 学名     Nepeta cataria  

◆ 主要成分  精油(カルバクロール、ネペトール、チモール、シトロネール等)、ネペタラクトン、タンニン、ビタミンC

◆ 作用     鎮痙作用、収斂作用、鎮静作用、通経作用、不安の緩和、不眠症、消化障害、生理困難、鎮咳などに用いる

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安曇野に架かる橋(22、終回)~水の流れのない橋

穂高有明・豊里の山麓線沿いに、車で通り過ぎると気が付かないのですが、川水が流れていない橋があります。穂高温泉郷の大看板が立っているすぐ近くです。この橋には、名がありません。

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川床には、沢山の玉石が整然と敷き詰められ、橋の欄干には旧穂高町の町花だったシャクナゲの花が刻まれています。

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急峻な山々を背にして暮らしている地域の人々は、台風や急激な気候の変化がある時、山に降り注いだ大量の雨水がいつどのようにして流れ落ちてくるのかの不安があります。

この橋と川床は、実は大水が降った時、土石流などの導流路となる災害時に備えた人工のものです。

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安曇野市内では、こうした導流路がほかにもあります。

かつて明科・荻原の蜂ケ沢上流部は、軟らかい礫岩(れきがん)層のため雨などによる浸食が激しく、流れ出た土砂によって下流に川底が周辺の地面より高い天井川ができました。

水が出ると田畑を流失させたり埋没させたり、地区を分断した“荒れる沢”としての歴史があります。

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上流からの土砂の流出を防ぐため、明治時代から砂防工事が行われてきましたが、長く天井川が解消されず、国道19号は天井川の下をトンネルで通過するという状態が続いていました。

昭和60年代に上流に堰堤を造り、下流域では流路を掘り下げる大規模な工事が行われ、平成4(1992)年になってようやく天井川が解消されました。

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いま天井川の石積み流路工は、砂防の歴史を後世に伝えるため蜂ケ沢砂防学習公園として整備され残っています。

                               

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安曇野に架かる橋として、全22回にわたって主な橋をご紹介してきました。言うまでもなく、水は人が生きていくために欠かせないものですが、急峻な山河に囲まれた安曇野は幾筋もの川の流れによって、人の往来が阻まれても来ました。

往来のため一つひとつの橋には、渡し舟、木橋、土橋、鉄材やコンクリートによる“永久橋”など、長い年月、水との格闘を刻んできた歴史があります。

架橋によって交通の便が良くなり日常生活も至便になった今、地域の人々にとってはさまざまな思い出や願いが詰まっているようにも見えます。

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コシがあり、のど越しのいいうどんが楽しめる「蛙遊庵」

蛙遊庵と書いて「あゆうあん」と読みます。前庭、後庭に囲まれ確かに庵風の趣がある店構えになっています。

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店内はテーブル席のほか、畳敷きの座卓もあり寛げます。

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手打ちのうどんがメインで、中太麺でコシもあり、その日に打ったうどんがのど越し良く切られています。

地鳥のつけ麺うどん(850円)は、通年通しての人気メニュー。 釜揚げの温かい麺と安曇野の冷水でしめた冷たい麺が選べます。

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蛙遊庵主人の出身地・宮崎産地鶏を使ったつけ汁うどんの特長はユズ胡椒入りのつけ汁です。ダシの利いたつゆに、自家製ユズ胡椒がほどよく入っていて辛すぎることなく、ユズの香ばしさが際立つ”気合い”の入ったコクのある味です。

釜揚げ麺を風味豊かなつけ汁につけてすすると、身体もほんのりと温かくなってきます。

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うどんがメインですが、手打ちのそばもあります。上の写真は地鳥のつけ汁そば(900円)です。  

くるみ独特のコクのある風味が楽しめるクルミうどんは、オニグルミを使用していてクセがありません。女性に人気があるというのもうなづけます。

 

〔 蛙遊庵 〕 安曇野市穂高有明2105-240/TEL 0263-83-7233 /営業時間11:30~14:00/定休日 水・木曜日

アクセスは、こちら です。

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安曇野の鏝絵-5   火伏せの龍_(その2)

鏝絵で一番よく用いられる図案は、龍に因むもののようです。これは、全国的にもそうですし、安曇野もまた然りです。

     

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穂高富田にあったのは行書体で描かれたくずした文字。このタイプが最も多いでしょうか。

下は、堀金中堀で見かけた絵と文字を一つにした鏝絵です。     

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来年は、龍年ですね。龍は干支の中に出てくる唯一の想像上の動物です。大切な家財を守るという伝承から多く用いられます。

安曇野にも屋根の装飾瓦同様、沢山の龍がいてお目にかかることができます。

豊科田沢の蔵には…   

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                                                            龍のこんな絵文字が。

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龍を表わすのに少し手の込んだ作りをしています。

「火伏せの龍 1」で見たようにかなり想像をめぐらし具象化したものから、この回で見るような簡素化したデザインのものまで龍はさまざまに描かれています。  

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龍の文字をくずしています。 

バラエティーな龍をもう少しご覧ください。

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上は穂高柏原にある蔵です。

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明科小芹で見かけたのはシャープな線でまとめあげていましたし、下のように肉太文字で表現したものなどさまざまです。

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信州の瓦鍾馗を探して-4  大事に祀られている鍾馗さん

最盛時の昭和17(1942)年当時、三基の達磨窯があり同25(1950)年ころまでは煙を上げ瓦を焼いていたという、この集落に生まれ過ごしてきた男性から聞いた話が頭に残っていました。

もっとよく探すとまだあるかも知れないと思い立ち、後日、集落の隅々まで鍾馗さんを探索しました。         

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「新しい鍾馗さんはいませんか」と、心でつぶやきながら探したもののそう簡単には見つかりません。少し歩き疲れて視線の先を下にやった時でした。民家の庭先の2カ所に、なにやら瓦で葺かれた小屋根の下に何かが祀られています。

安曇野では道祖神や二十三夜塔、大黒天などの石像がこうして祀られている場合があり、「道祖神かな?」と思いながらも覗きこむと、鍾馗さんではありませんか!

浮き彫りの鍾馗像で、技巧的に優れたものとは言えないものの、どことなく親近感が湧く雰囲気をもった鍾馗さんです。         

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ここの主人は「曾じいさんが建てたという蔵の上に在ったものだで、百年は経っているでねえかい。蔵を壊した時、一緒にこれ(瓦鍾馗)も処分するかちゅう話もあっただが、偲びねえでこうやって残しただ」と、話してくれました。

今日まで無事残り、屋根まで作ってもらって大事にされている姿を見ると、ホッとしますね。

「オラたちが小さかった時、学校から戻ると裏山で松の枝を拾って来て、瓦屋に持って行くと駄賃がもらえただ」とも。松は火力が強いことから瓦の焼成には重宝されたようです。

もう少し探すと新たに一体、玄関近くの小屋根に上がっていました。

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家は新築されていますが、鍾馗さんが代々受け継がれ今も残ってこの宅の安寧を見守っている姿を見て、これまた嬉しい気持ちが湧いてきました。

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機織りの音~明科・本町

むかし、龍門渕の近くに、およねという娘が住んでいました。およねは、よく働き暇を見つけては機(はた)を織って、家の暮らしを助けていました。

「ふんと(本当)におよねさは、器量も気だてもよくて、娘っこだ」と、およねの噂は村中に広がり、庄屋の息子、伊兵衛の耳にも入りました。

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そして、祭りの日におよねを初めて見た伊兵衛は、たちまちおよねのとりこになってしまいました。「いままで何人ものおなごと会ったが、あんなに気だてのいい娘は初めてだ」と強く惹かれるようになりました。

およねも、伊兵衛と二度三度と会っていくうちに、だんだんと伊兵衛に好意を寄せるようになりました。そして、二人は夫婦になる約束をするようになりました。

伊兵衛は、このことを父親に話し、許しをもらおうとしました。しかし、「馬鹿言うでねえ。おらうちと、およねのうちとでは身分が違う。ぜったい許さん」と、きつく反対されました。

     Photo_2(龍門渕は、かって犀川の本流を遮る岩が突出して流れが渦をまくなど難所だったといいます。現在は改修され、穏やかな流れに変わっています)

でも、反対されればされるほど、二人は前にも増して惹かれるようになっていきました。とはいっても、身分の違いはどうしようもなく、周りの人たちもがあきらめるよう二人を説得しました。およねは、この世では思いこがれる伊兵衛と一緒になれないことを悟るようになりました。

雨がしとしと降りしきる夜、思い余ったおよねは龍神さまの祠(ほこら)の前で手を合せました。「龍神さま。わたしの願いを聞いておくれ。この世じゃ伊兵衛さんと夫婦になれなんだが、どうかあの世では一緒にさせておくれや。おたのもします。わたしが先に行って待っています」。

そういって一心にお祈りした後、周りにある小石を袂(たもと)につめ、手を合わせたまま水の中へ飛びこみました。

     Photo_2(龍門渕の畔にある龍神宮の祠。犀川の荒れるのを鎮めるほか、干ばつの時の雨乞いの神としても崇められました)

およねのなきがらが浮き上がったのは、それから三日後でした。およねの弔いは、身を投げた龍神さまの祠の近くで執り行われました。

およねのおとっさまと、おっかさまは、弔いの最後に、およねが好きだったユリの花を「頼むで。伊兵衛さんを引きこむなよ」といいながら、渕へ投げ込みました。

それからひと月あとの七月七日に、今度は伊兵衛がおよねの後を追いました。しかし、死に切れず渕に漂っているところを、村の人に助け出されました。

介抱されて目を開けた伊兵衛は「およねは、川の中で機を織っていた。『カターン、コトーン』といい音だしててせ。だで、いくら話しかけても振り向いてくれねえだ。おらが『いま行くぞ』と言ったら…、助けられただ。もうじき、およねに会えると思ったのに…」と、涙ながらに語りました。

この話を聞いたおよねのおとっさまとおっかあさまは、「今日は七夕だから、龍神さまが二人を引き合わせてくれたに違えねえ」と考え深そうに言いました。それから今でも、七夕の夜、龍門渕に立つと、きれいな機を織る音が聞こえてくるということです。


* 「龍の貸しもの」(平林治康 著)、「語りつぐ民話」(信濃毎日新聞社編)を参考にしました。

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有害ガスが発生せず、肌刺激も少ない酸素系漂白剤

衣類や食器の漂白、除菌、除臭は、なにをお使いでしょうか?

今回は、過炭酸ナトリウム100%で安全性が高く、皮膚への刺激が少ない漂白剤をご紹介します。 

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商品名はズバリ「酸素系漂白剤」です。酸素系ですから有害ガスの発生がなく、塩素系特有の臭いもなく安心・安全な漂白剤といえます。

肌への刺激も塩素系と比べて格段に低く、敏感肌の方や赤ちゃんの肌着やおむつ洗いにも安心して使えます。また無機物ですので、環境に配慮している方にもお薦めできます。

衣類の洗濯の場合、水30㍑に対し15g、シミ抜きは水2㍑に対し10g、台所用品などの漂白・除菌・除臭では水2㍑に対し8gが使用する量の目安になります。また、洗濯槽洗いに使うときは、1回につき200~300gを50度以上の湯に溶かして使うと効果が上がります。

  酸素系漂白剤          450g    494円(税込み)

* 〔 酸素系漂白剤 〕は、ハーブスクエアで通常販売しているほか、通信販売でも取り扱っています。  詳しくは、TEL 0263(83)7782へお問い合わせください。

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安曇野に架かる橋(21)~舟が行き来した犀川を結ぶ木戸橋

穂高と並び、明科も河川が多い地域になります。特に明科を流れる犀川は、上流域で幾つもの河川と一緒になって水量を増し川幅も広くなっています。

明科の木戸(東川手)、荻原(七貴)の両地区はこの犀川によって分断され、日常の往来に不便をかこっていました。明治以前は橋はなく舟で対岸との行き来をしていました。

しかし、舟渡しとなると夜間や大水の時は川が渡れず、両地区は水かさが低くなるまで途絶した状態が長く続いていました。

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明治10(1877)年になって、こうした不便さから逃れるため村の人たちが私財をなげうって初めて橋が架けられました。吊り橋で「信犀橋」と名付け られました。

しかし、まもなく大水で落橋。その後、なんどか新たな橋を架けましたが洪水で流されてしまうということが続きました。

しばらく橋のない生活を余儀なくされましたが、昭和になって犀川に最初に鉄鋼製の橋ができました。昭和5(1930)年に完成し、長さ116㍍ の3連アーチの当時としては大変モダンな橋だったといいます。    

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上はこの橋の着工を喜ぶ竣工式当日の写真ですが、お祝いに芝居の興行なども催されました。

しかし、交通量が増え、橋幅も狭くなったことから昭和48(1971)年に上流部50㍍のところに新橋を架け替えました。昭和27(1952)年新道路法のルート変更により現在は、国道19号に架かる橋となっています。

下の写真で向こうに見えるのが、現在の木戸橋になります。長さ192㍍、車道幅7㍍、歩道幅は2㍍あります。

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旧木戸橋の橋桁の一部も残っていて、すぐ近くに舟渡し場の跡を示す標識も建っています。

道路事情が未整備だった昔、松本から明科を通って信濃町までの間、物品の運搬は主に舟運に頼っていました。盛時には、舟30艘、船頭80人を数えたといいます。   

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上の写真は、松本市巾上にある舟着き場跡に建つ記念碑です。 

犀川は、明科に入ってから大きく蛇行を繰り返します。蛇行すると、川床のあちこちに土砂が滞積します。大水が出た後などは、座礁したり舟底を擦らないよう 油断できなかったようです。         

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また、今はほとんど無くなりましたが、川のあちこちに奇岩があり明科地域を通るときは船頭は気が抜けなかったという話が伝わります。

* 白黒写真は「懐かし写真館 昭和の街角 大町 安曇野 北安曇」(郷土出版社)から撮りました。

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安曇野にも初雪、本格的な冬の訪れです

強い寒気が流れ込んだことから安曇野も9日未明から雪になり、明け方には一帯が銀世界になりました。この冬の初雪です。

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午前中、断続的に雪が舞って積雪は3㌢㍍ほどになりましたが、冷え込みもさほど厳しくなかった(最低気温-1℃、最高4℃)ことから午後にはほとんど消えました。

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この日の降雪は、パウダー状の雪ではなく重く湿った雪で、樹木にもしっかり付着しました。赤い小さな実をつけたウメモドキの枝にも…

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取り残された柿の木にも少し積もりました。

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今朝も寒さが居座り、氷点下(-4℃)の気温になりました。

安曇野も、いよいよ本格的な冬の訪れです。


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安曇野の鏝絵-4   火伏せの龍(その1)

安曇野で目にすることができる鏝絵は、蔵の妻面の棟下に丸いプレートに描かれたものが圧倒的に多いといえます。

ですからこれまでに掲載してきた鏝絵は、むしろ珍しい型に描いたデザインといえるでしょうか。     

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豊科吉野の蔵に龍の鏝絵があります。丸プレートに描いたといっても、立体感に溢れるように工夫しているものです。

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立体感を出すために、内部にさまざまな材料を使うことがあるそうです。この龍は発泡スチロールを下材に使用しているのではないかと思います。

鏝絵では、左官職人さんの自由な発想と工夫で下材を使って作りだされるものも数多いといわれます。     

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堀金・中堀の蔵です。こちらも龍が飛び出して来ています。

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白馬村で出会った火伏せ龍の鏝絵です。蔵の前方に長短の丸木材が立てかけられています。この村の他の蔵でも同じような丸太がありましたので、豪雪から蔵を守っているのでしょうか。

その丸太の間から爛々と輝く眼が見えます。これは鏝絵の中に、ガラス玉を使っているようです。龍や虎などの眼を光らせるために銀箔を敷くこともあるそうです。

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同じ白馬村で見かけた龍ですが、ツバメなどが巣作りするのを防ぐため野鳥除けのネットが張り巡らされしっかり見えません。

漆喰は、牡蠣(かき)や貝の殻を焼いて作る貝灰や石灰石を焼いた石灰に、布海苔(ふのり)を混ぜ合わせ、さらに麻の繊維や藁(わら)を臼で搗いたスサを繋ぎとして混ぜ、練り上げて粘土状にしたものです。
これを壁に塗ると割れにくく剥がれにくいという特性があります。

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白壁は、木と藁で組んだ骨組み(小舞)に赤土を打ち付けて下地とします。十分乾燥させてから、下地の上に鏝で漆喰を塗って白壁を造っていきます。

下地もそうですが、白壁は下塗り、中塗り、上塗りと3回ほど塗り上げ、最後に油を入れてツヤを出すとともに埃が付着しないように仕上げます。

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ですから白壁造りは手間のかかる仕事の上に長期間にわたります。

鏝絵は左官職人が長期に渡った請負仕事の返礼として、施主に家の幸せを願って贈った習慣が広まったといいます。

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メディカルハーブ-21  フィバーフュー

高さ30~80㌢㍍で、細いキク状の茎葉をもちます。根元から何本も花茎を立ち上げ、上部でよく枝分かれしカモミールに似た小花を枝先につけます。

名前の由来にはいくつかの説がありますが、fever(熱)を few(少ない)状態にするもの、という説が有力のようです。名前が示すように解熱効果が高く、古代から薬用に用いられてきました。 

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解熱効果もそうですが、フィバーフューは頭痛や耳鳴りに高い効果が知られ、医学界でも認められていています。

例えば、フィバーフューのチンキを作っておき、脳血管の収縮を伴うような片頭痛が始まったとき、30分おきに5~10滴ずつ服用します。

慢性関節リウマチの急性期には、1日3回、最高2㍉㍑まで、他のハーブを加えて用います。

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◆ 和名     ナツシロギク

◆ 学名     Tanacetum parthenium  

◆ 主要成分  セスキテルペン、ラクトン、揮発成分、ピレスリン、タンニン

◆ 作用     抗炎作用、血管緩和作用、消化促進作用、弛緩作用、月経促進、駆風作用

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信州の瓦鍾馗を探して-3   地元の窯で焼いた座り鍾馗さん

前回に引き続き安曇野で見かけた鍾馗さんです。場所はいずれも明科地区です。

瓦鍾馗探しを続けているnaoさん(山梨県在住)と国道19号沿いを車で走っていて、チラッと目の端をかすめたものがありました。確認のために引きかえし脇に入った広いスペースに車を寄せ、周辺を探索しました。    

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初めに発見したのが、この鍾馗さん。

しかし、走っていた道から見えたものとは少し距離が離れすぎているのではないかということで、さらに周辺を探索してみると…、ありました、かすめたものが。

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座っている鍾馗さんです。ちょうどこの宅のご主人が庭木の剪定をしていました。

「大正生まれの親父の話では、明治18(1885)年には(屋根に)上がってたと曾じいさんが言ってたというで、有に百年は経っているでねえかい」と話してくれました。

「近くで粘土がとれ、集落内に三軒の瓦屋があり窯も三基あっただ」とも。

ところでこの鍾馗さん、坐っています。瓦鍾馗を探して全国を巡っているkiteさんの調査によると、全国的に見ても鍾馗座像は「あまり多くはない」ということです。

ちなみにkiteさんが目にした座像は、33種75体(2009年6月現在)で滋賀県に多く見られるそうです。

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さらに周辺を回ると、もう一体。この角度から撮るのがいっぱいで全体像が判然としませんが、腰かけながら視線を下に向け捕えた鬼を右足で押さえているようにも見えます。

狭い地域で、「座り鍾馗」が2体あったことになります。

 


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安曇野に架かる橋(20)~白鳥が越冬する遊水池の名もない橋

幾つもの川と合流し大きな流れを形成して流れる犀川ですが、洪水時に備えて明科・中川手に犀川の遊水池があります。

洪水で氾濫するのを防ぐため、一時的に河川の水を拡散させ氾濫原となるのが遊水池です。中川手にある遊水池は御宝田遊水池といって、広大な河川敷を形成しています。

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ここには雑木が生い茂り、アシ原があるほか広い人工池があります。この池で越冬するために、例年たくさんの白鳥やカモたちが渡って来て羽を休めます。

白鳥はコハクチョウが主で、カモ類は、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、コガモ、オナガガモをはじめ多種類の姿を見ることができます。

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昨冬のコハクチョウの飛来数は、1000羽を超えました。白鳥が訪れるようになってから、30年近くなります。

コハクチョウやカモは、やがて春の訪れとともにこの遊水池を離れ、シベリアへの長旅にでます。

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その人工池から流れ出た水が小川となって流れます。この小川にいくつかの木橋が架かっています。対岸への小さな渡り橋ですので、橋の名はありません。

          

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周辺は起伏の少ない散策路として整備されていて、老若男女あるいはペット連れでも楽しめます。         

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橋の上や川岸から小川をのぞくと小さな川魚が泳いでいます。名もない橋から川魚が元気よく泳ぐ姿を見るにつけ、川が清流であることを再確認できることでしょう。

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橋を渡ってヨシ原の方へ足を運ぶと、さまざまな野鳥たちが営巣していますので、バードウォッチングもできます。

遊水池は周辺に建造物もなく、あまり人も近寄らない環境となるため多数の動植物が生息するといわれます。

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野菜料理のおいしさが満喫できる「野乃庵」

野菜料理のおいしさを満喫できる「野乃庵」をご紹介します。野々庵は「ののあん」と呼びます。

店は昔からここに在った古民家の再利用で、安曇野の風情に合った落ち着きがあります。二階は、以前蚕室として使用していた部分を改修したといいます。

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築100年近い店の横に木彫りの観音さまが祀られ、大事に保存されています。

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食事は安曇野の野菜をふんだんに使った身体に優しい自然食。「重ね煮」という野菜本来の美味しさを引き出す調理法で作られています。

「重ね煮」とは、鍋に切った野菜を層にして重ね、ほんの少し塩をふり、野菜の水分だけで蒸し煮にしたもの。これがすべての料理にアレンジされているということです。

さて、どんな料理が出てくるのでしょうか?

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先付として、蒸し野菜(甘酒ドレッシング添え)、花わさびとカッテージチーズのカナッペ、紫キャベツの酢のものがでてきました。

どれも優しく、はっとするような味わいです。

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凌ぎに、つぶつぶの食感が楽しい、いちじくの田楽。

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重ねお重の一の重(右)は蕗豆腐、二の重に筍の炊き合わせ、かぼちゃと重ね煮の白和え、モロヘイヤのおひたし。

野菜ってこんなに美味しいのかと、しみじみするような味です。

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今日はちょっと特別メニューをお願いしていました。

カマンベールチーズのフォンデュです。 焼いたズッキーニやしいたけ、れんこんなどを丸ごと熱してとろけたカマンベールチーズに絡めていただきます。

シンプルですが、野菜のおいしさをじっくり味わえます。(チーズの写真を撮り忘れてしまいました…)

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小豆玄米ご飯に五種の野菜が入った春巻き揚げ、汁物はレンズ豆の重ね煮スープ。

重ね煮は野菜からうまみを最大限に引き出すので、出汁をとらなくても滋味あふれるおいしいスープができるといいます。

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デザートに穀物コーヒー。

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目も舌も大満足のボリュームで、男性でもお腹いっぱいになるのに、なぜか苦しくなりません。

食後は軽くなるような幸せな気分でした。野菜に感謝し、余すところなく使う重ね煮ならではのマジックなのかもしれません。

今回は6月頃に訪れた時のものですが、献立は毎月替わります。四季折々のおいしい料理を味わってみてはいかがでしょうか。

〔 野乃庵 〕 安曇野市穂高2004/TEL 0263-50-6588 /営業時間11:00~14:00、17:30~(完全予約制)/定休日 不定休

詳しくは、こちら です。

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年末年始の営業について

本年の営業は、店内のメンテナンス作業との関係で12月25日(日)までとさせていただきます。
通信販売につきましては、27日(火)正午までの受付けとさせていただきます。この日までのご注文につきましては、年内のお届けができます。これ以降につきましては、新年に入ってからのお届けとなります。

また、新年は1月5日(木)からの営業となります。営業時間は、午前10時から午後5時までとなります。

ご利用のほどお待ちいたしております。

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