安曇野の鏝絵-5 火伏せの龍_(その2)
鏝絵で一番よく用いられる図案は、龍に因むもののようです。これは、全国的にもそうですし、安曇野もまた然りです。
穂高富田にあったのは行書体で描かれたくずした文字。このタイプが最も多いでしょうか。
下は、堀金中堀で見かけた絵と文字を一つにした鏝絵です。
来年は、龍年ですね。龍は干支の中に出てくる唯一の想像上の動物です。大切な家財を守るという伝承から多く用いられます。
安曇野にも屋根の装飾瓦同様、沢山の龍がいてお目にかかることができます。
豊科田沢の蔵には…
龍を表わすのに少し手の込んだ作りをしています。
「火伏せの龍 1」で見たようにかなり想像をめぐらし具象化したものから、この回で見るような簡素化したデザインのものまで龍はさまざまに描かれています。
龍の文字をくずしています。
バラエティーな龍をもう少しご覧ください。
上は穂高柏原にある蔵です。
明科小芹で見かけたのはシャープな線でまとめあげていましたし、下のように肉太文字で表現したものなどさまざまです。
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