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信州の瓦鍾馗を探して-2   型にはまらない飾り方の鍾馗さん

隣りの生坂村と犀川を挟んで接する安曇野市明科の小泉地区は、国道19号が街区を通りますが今でも静かな農村風景が残っています。

瓦葺きの家並も見られます。古い土蔵の大棟の中央部に豊かに実る田畑を見つめる鍾馗さんがありました。

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よく見ると、実にシンプルな作りで素朴な風合いを漂わせています。

円やかな撫で肩。これまで見てきた瓦鍾馗は、邪気払いを任せるに頼もしい肩をいからせた姿でしたが、「これは何ともな…」と思っていたところ…。

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信州瓦鍾馗の探訪パートナーのnaoさん(山梨県在住)は、「立派なヒゲと怖い顔、なのにぬっぺりとした胴体、飾りがないのに、この何とも言えない曲線がたまらないですね」と印象を語ってくれました。

また鍾馗さんの鑑定に詳しいkiteさん(愛知県在住)は「信州髄一の素朴さ」と評しています。

さらに、おとんさん(大阪府在住)は「修業中の職人さんがつくったような感じで素朴の極みともいえますが、素朴系が好きな私でも、ちょっと物足りなさが残ります」と語っています。

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すぐ近くの大きな屋敷にも上がっていました。門を入った突き当たりの棟の上ですが、鍾馗さんは入り口方向ではなく、鬼門・裏鬼門の方向でもなく、南(上の写真では左方向)へ顔を向けています。

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こうした上げ方、飾り方は他でも多く見られ、信州ならではの特徴の一つといえそうです。俗信などに捉われない自由な飾り方と言えるでしょうか。

「保存状態は良さそうなので、ぜひ苔は取って差し上げたい」と kiteさんは話しています。

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