メディカルハーブ-10 ヤロウ
古代ギリシアの英雄アキレスがトロイ戦争で兵士の傷を、ヤロウで癒したといわれ、昔から止血剤として用いられてきました。
小さな花が密集して咲き、鉢花や花壇に植えて楽しめるハーブです。
作用機序は研究者にも詳しいことは分かっていませんが、地上部の浸出液は解熱、利尿、補血強化、健胃などの作用をもたらし、高血圧や月経不順、風邪やインフルエンザの予防に効果があるといわれています。(なお、子宮刺激作用がありますので妊娠中の使用は避けます。)
小さな創傷や、すりむき傷の治療には、冷ましたティーを清潔な布に浸し、患部に15分間、1日3回適用します。
◆ 和名 セイヨウノコギリソウ
◆ 学名 Achillea millefolium
◆ 主要成分 頭状花に精油成分、葉にビタミンやミネラル
◆ 作用 解熱、利尿、健胃、止血作用
| 固定リンク
「ハーブとハーブティーの話」カテゴリの記事
- メディカルハーブ-22 ワイルドストロベリー(2012.07.10)
- メディカルハーブ-22 カルダモン(2012.06.07)
- メディカルハーブ-22 メドースイート(2012.05.21)
- メディカルハーブ-22 ギンコー(2012.06.22)
- メディカルハーブ-22 ルイボス(2012.03.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント