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メディカルハーブ-6   セントジョーンズワート

セントジョーンズワート

昔から創傷を治癒する力があり、中でも夏至の日(聖ヨハネの日)に収穫するととりわけ質の良いものがとれると伝承されてきたハーブです。

近年になって科学的な考察が進み、その主要成分に抗うつ作用のあることが実証され、季節性感情障害、生理期・更年期あるいは産後などに起こる抑うつに活用されています。

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暗く落ち込んだ気持ちを明るくすることから「サンシャイン サプリメント」の別名があるほどで、医薬品の原材料にも活用されています。

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こうした薬効が大きく期待される半面、薬剤との併用に注意が必要です。特にインジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心剤)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、デオフィリン(気管支拡張剤)、ワルファリン(血液凝固防止剤)、経口避妊薬などの製剤との併用は避けなければなりません。     

◆ 和名     セイヨウオトギリソウ

◆ 学名     Hypericum perforatum

◆ 主要成分  ジアンスロン類(ヒペリシン、ソイドヒペリシンなど)、フラボノイド配糖体(ルチン、クエルセチン)、タンニン、ハイバーフォリン、精油

◆ 作用     抗うつ、精神安定、消炎、鎮痛

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