安曇野の屋根瓦-10 鯱(その1)
安曇野の飾り瓦で一番多く目にするのは、やはり鯱(しゃち)です。
鯱といえば、まず頭に浮かぶのは名古屋城や大阪城の天守閣にそびえる鯱鉾(しゃちほこ)でしょうか。
どちらも鯱瓦に漆(うるし)を塗り、金箔を貼り付けてありますので、金色に輝いていますが、こちらは瓦そのもので、いぶし銀の落ち着いた色彩です。
建物が火災に遭ったとき、海水を一気に飲み干して、火に向けて噴きだして火を鎮めるという想像上の動物で、火除け守り神として大棟の両端に取り付けられます。
ご覧になってお分かりのように、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向いています。背中には、幾重もの鋭い刺を持っています。
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