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安曇野の水-7 杜江の水

安曇野・穂高を代表する「碌山(ろくざん)美術館」。JR穂高駅に近いこともあり、安曇野を訪れたことのある人は、一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。

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安曇野市穂高の出身で、日本近代彫刻の先駆者となった荻原守衛(おぎわら もりえ)の作品と資料を展示しています。「碌山」は荻原守衛の号で、碌山館はキリスト教に傾倒した碌山を偲ばせる総レンガ造りの教会風建築になっています。

1958年(昭和33年)、30万人の寄付と多くの人たちのボランティア活動で誕生しました。

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入場するとすぐに目に映るのが、碌山の作品「労働者」像です。パリで絵画を学んでいたときにロダンの彫刻「考える人」に出合い、大きな衝撃を受け彫刻家になることを決心した碌山。ロダンに師事したこともあり、その影響をうかがい知れる作品が野外展示されています。

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館の正面入り口のドア飾りやドアノブにもブロンズ小品が、さりげなく配置されています。

館内には、重要文化財に指定されている絶作「女」をはじめ、「文覚」「デスペア」などの作品が並びます。

その館入り口の左手に「杜江(もりえ)の水」が流れています。来館者に安曇野の水で喉を潤してもらおうと、1998年(平成10年)に掘られた井戸水です。

緑陰が日差しをさえぎり、静かな雰囲気のなかで味わう水のまろやかさが喉ごしに実感できます。

「杜江」の文字は、碌山が書簡のサインにたびたび用いていたことに因んでいます。そして、水を汲みあげる柱部分にも十字架文様の木彫が施されています。

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喉を潤して上を見上げると、屋根の上のフエニックス(不死鳥)が目に飛び込んできます。碌山は30歳の若さで早逝しましたが、遺した作品の傑出した魅力を象徴するかのように羽ばたいて見えます。

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* 碌山美術館の詳細はこちらです。→  http://www.rokuzan.jp/

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