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リンゴの花と田植えと常念坊

安曇野は、今、もっとも美しく輝くときを迎えています。長く厳しかった冬が過ぎ、待ちわびた春。

サクラの開花が安曇野に春の訪れを告げる合図だとすると、本格的な春の知らせはリンゴの花の開花と、田植え風景といえるでしょう。

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4月の冷え込みで平年と比べリンゴの開花が4~5日遅れたのですが、5月に入って晴天に恵まれ花芽がほころび始め、一気に満開となりました。

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日中の寒暖差があることから、蜜がたっぷり乗って人気のある全国ブランド「安曇野りんご」。生産農家では、開花に合わせ花粉をめしべに付着させる授粉や余分な花や蕾を取りのぞく摘花作業に追われています。

そして、米どころとしても知られる安曇野は、今が田植えの真っ盛り。「安曇野米 」コシヒカリはもちろん、日本酒用の酒米やもち米なども植えつけられています。

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苗を積み込んだ軽トラックが朝早くから行き交い、田植え機で筋状に整然と植え込まれていきます。こうした風景が今月中旬過ぎまで続きます。

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水を張った田に、残雪の山並みと水鏡に映った山が上下に連なる この時期ならではの美しい光景も見ることができます。

水鏡に映った常念岳に目をやると、やはりこの時期に山肌に現れる雪形の「常念坊」を望めます。

写真の中央部に袈裟(けさ)をまとった僧侶の姿が見えるでしょうか?

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頭を左に向け、視線の先は手にした徳利に向けられています。この常念坊は、山岳信仰の修験者、あるいは安曇野市穂高の満願寺の僧侶ともいわれ常念岳を開山した人といわれます。

そして、この常念坊は酒を大いにたしなんだといいます。

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常念坊にまつわる民話があります。

常念岳の麓に山姥(やまんば)が住んでいて、年の暮れに市が立つと五合徳利をぶらさげて里へ酒を買いに来たそうです。

店の者に、この徳利に「酒を二升入れろ」、時には「五升入れろ」と無理難題を持ちかけたといいます。仕方なく入れると不思議なことに、山姥のいう通り五合の徳利に五升の酒が入ってしまったそうです。

いつしか里人たちは「あれは常念坊の化身に違いない」と噂するようになったとか。

この常念坊が姿を現すころ、安曇野ではリンゴの花が咲きそろい、田んぼに水が張られ、人々は活気にあふれた輝く季節を迎えます。

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