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冬芽の様子

「立春」といっても、春にはまだ遠い安曇野。でも、たくさんの木々や草たちは、やがて来る春に向けて芽だしの準備をしています。安曇野の野山やガーデンに生育する木々の、冬芽の様子をスケッチしました。

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まず、リスが大好物とするオニグルミです。カラスも実を食べるのですが、硬く閉じた殻は砕けないので、くちばしでくわえて道路に落とし車に砕いてもらって食べたりするのをみたことありますね。あのクルミの実がなる木です。

北海道から九州まで日本全土で見られるのですが、川岸や湿り気の多い肥沃な平地によく育っています。冬芽も徐々に大きくなってきています。もう少し近づいて…

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よくよく見ると、サルの顔、あるいはヒツジの顔に見えませんか?顔に見える部分を葉痕(ようこん)と呼び、その上部分を頂芽(ちょうが)といいます。葉痕には、人や動物の顔のように見えるものがあり、その面白さが冬芽観察の楽しみになっています。この部分が、さらに大きくなって若葉となります。

次は、寒い冬から身を守るようにふさふさ毛皮の防寒着をまとったような姿をしているモクレンです。この「毛皮」の下に、若葉の元となる部分が隠れています。若葉が出てくると、この毛皮のコートが下に落ちているのをたくさん見ることができます。

このモクレンは、ハーブガーデンの入り口に植えた若木で、10年余経て大きく生育しています。

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この毛皮部分を、鱗芽(りんが)と呼びます。毛皮コートのほか、ミズキのように硬い皮のジャンパーに似た姿やクマシデなど魚の鱗(うろこ)に見えるようなものがあることから、この呼び方がされています。

下の写真はハーブガーデン内にあるマロニエですが、若芽の部分が鱗状に見えますね。

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そして、もう一枚。アブラチャンです。かわいい名前ですが、日本語と中国語が合体した言葉で、木全体に油が多いことが名前の由来になっています。

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一枝に丸い形の芽が二つついているのが花芽で、その間にとんがり帽子のような芽があります。これが葉芽になります。早春に薄い黄色の小さな花をつけます。花芽がだいぶ膨らんできていて、開花の準備が進んでいるのがわかりますね。

花が終わってから実を熟しはじめ、やがて果実となります。若い実は油分が多いので、昔はこれから灯明用の油を取っていたのだそうです。

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